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人々の暮らしぶりが、随筆などの文学作品から知れるようになるのは、平安時代から。ところが「枕草子」「紫式部日記」「土佐日記」などには「まつたけ」は登場してきません。それというのも、「まつたけ」が表立って口にするのがはばかられる「隠語」の要素を持っていたため。女房言葉で「まつ」「かおり」などと言われていました。
鎌倉時代になると、マツタケも"秋の味覚"として頻繁に文学作品に登場するようになります。貴族たちが牛車に乗って、北山や東山へマツタケ狩りに出掛けたのもこの頃。藤原定家の「明月記」や、「後法興院日記」「御湯殿上日記」にも幾度となく登場します。兼好法師の「徒然草」には、松茸は「鯉」や「雉」と並ぶ「高級食材」と記されています。 |
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